改革願

村上藩の財政改革計画に対し、嘉永五年、村上領三条組、味方組、燕組、地蔵堂組、茨曽根組など五か組は、三条役所へ一二か条にわたる改革願を提出した。各組大庄屋からは、宗門帳や五人組帳改めは、村々でとりきめ、組元から御役所へ差し上げたい。村上御年頭および御新役御祝儀の義、一〇か年免除されたい。おかこい籾は、一〇か年御免くだされたい。新潟川さげ米は、一〇か年御免くだされたい。お蔵まわりは一〇か年御免くだされたい。御年頭を申し上げる義、御介釈筋の者および組総代兼両人でつとめたい。郷蔵御米の津出は、四月かぎり渡すようにしたい。これまでの諸拝借米は、くだされきりにしていただきたい。などと、倹約と事務簡素化をもとめている。各組総代からは、検地や検見で役人かせ村方へくる筋、そのまかないは、御酒肴は三種のみさしだすこと。ただし、泥亀やうなぎ料理は無用、吸物はださない。すべて御見分について、御出役様方のまかないは、御往来御宿泊に準じ、御膳の口で徳利酒をさしだす。御米を新潟へ川下げする節、これまで、列席でふるまいの義は、このたび御見合わせにつき、以来、御組衆一人へ金二〇〇疋、御仲間一人金二朱ずつ、各組からとりはからいつかわす。などと、こまかな経費の削減をもとめている。

改革願